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不動産営業で年収1000万円【現実】到達者が語る2-5年プラン

2026 5/05
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May 5, 2026



不動産営業で年収1000万円【現実】到達者が語る2-5年プラン

不動産営業で年収1000万円【現実】到達者が語る2-5年プラン

⏱ 読了時間: 約8分
🗓 最終更新: 2026年05月06日
目次

年収1000万到達の現実:業態別の到達期間と確率

「不動産営業なら年収1000万円」と聞いて転職を考える人は多い。実態は業態によって到達のしやすさが大きく変わる。一括りにできない。

業態別の年収1000万到達ライン

不動産営業の業態は大きく4つに分かれる。それぞれ1000万到達までの期間と確率が違う。

業態 1000万到達までの期間目安 到達確率の体感 主な収入源
投資用ワンルームマンション販売 1〜2年(早い) 上位30% 高額歩合(売買代金の数%)
売買仲介(中古マンション・戸建て) 2〜4年 上位20% 仲介手数料の歩合
注文住宅・新築戸建て営業 3〜5年 上位25% 受注額に応じた歩合
賃貸仲介 5年以上、または到達困難 上位5%以下 仲介手数料(月数千円〜数万円積み上げ)

※上記の到達期間・確率は公的統計ではなく、業界内の体感値・当社取材ベースの目安。

賃貸仲介で1000万を狙うのは現実的でない。仲介手数料の単価が低く、店舗管理職になるルート以外で達成は厳しい。一方、投資用ワンルーム販売は最短ルートだが、後述の通りリスクも大きい。

到達確率は「上位3割」が現実

業界全体では、不動産営業の年収中央値はおよそ500〜600万円とされる(※業界内の体感値)。1000万到達者は全体の20〜30%という体感が業界内で語られる。「半分は1000万行く」は誇張。「狙えば3割は届く」が実態に近い。

30代で実現した人の経歴パターン

実際に2〜4年で1000万到達した人を見ると、共通点がある。

  • 前職が法人営業またはBtoCの高単価商材営業(保険・自動車・通信機器など)
  • 入社後すぐに「自分用の顧客リスト」を作り始めている
  • 1〜2年目はインセンティブ単価が高い物件タイプ(投資用or高額戸建)に集中
  • 3年目以降に自分の継続顧客+紹介で安定稼働へ移行

逆に「未経験でゼロから3年で1000万」と謳う求人は、業態の偏りや離職率の高さを織り込んで読む必要がある。

インセンティブ構造の業態別比較:歩合率と基本給のバランス

年収1000万到達の鍵は、給与体系の中身を読み解くことにある。同じ「不動産営業」でも、基本給と歩合(インセンティブ)の比率は会社ごとに別物。

主要な給与パターン4つ

業態を超えて、不動産営業の給与体系は大きく4タイプに整理できる。

タイプ 基本給 歩合率の目安 月収の振れ幅 向くタイプ
完全歩合制 なし or 5万円程度 売上の20〜40% 0〜数百万 リスク許容度高・実績ある人
高歩合・低基本給 18〜22万円 売上の8〜15% 20〜100万 初年度から数字を作れる人
バランス型 25〜30万円 売上の3〜8% 25〜70万 安定収入+上振れを狙う人
大手・固定給型 35〜45万円 賞与に反映(売上比1〜3%) 35〜80万 長期育成志向・福利厚生重視

※歩合率・基本給の数字は求人票・口コミから集計した業界内の体感値。実際の数字は会社ごとに大きく異なる。

完全歩合制は1000万到達の「最短切符」だが、月収0円の月もある。家族持ちや住宅ローンを抱える人には向かない。

物件種類による歩合の違い

歩合率は売上に対する割合だが、扱う物件によって1案件の単価が桁違いになる。以下は1件あたりの歩合のイメージ(※業界内の体感値)。

  • 投資用ワンルーム(2,000〜3,000万円帯):歩合率は売上の2〜4%程度で、1件40〜120万円
  • 中古マンション仲介(売買代金3,000〜5,000万円帯):両手仲介なら手数料200〜350万円が会社に入り、営業の歩合は40〜80万円
  • 注文住宅(3,500〜5,000万円帯):歩合20〜50万円
  • 賃貸仲介(家賃8〜15万円帯):歩合5,000〜2万円

なお「両手仲介」は売主・買主の双方から仲介手数料を受け取る形態で、業界内では物件情報を他社に出さない「囲い込み」につながりやすい慣行と指摘されている。会社のスタンスは入社前に確認しておきたい。

月3〜5件成約できれば、投資用や売買仲介は月収100万円超えが現実的になる。

基本給を低く下げて手取りを膨らます罠

注意したいのが、基本給20万円を下回る求人。労働基準法上、最低賃金は守られるが、残業代の算定基礎が小さくなる。長時間労働の対価が薄くなる構造になっている。基本給22万円以上は譲らないラインに置いておく。

ノルマ未達のリスクと、外れたときに起こること

年収1000万の話だけ聞いて飛び込むと、未達月の現実で焦る。事前に「何が起こるか」を知っておく。

未達が3ヶ月続いたときの典型シナリオ

完全歩合制や高歩合・低基本給の会社では、ノルマ未達が3ヶ月続くと以下のことが起こりやすい(※当社取材ベース)。

  1. 手取りが月15〜18万円に圧縮:基本給だけの月が連続するため
  2. 上司との1on1が週次→週2回に増える:プレッシャー強化
  3. 担当エリアの変更や顧客の引き継ぎ依頼:成績不振者から案件を外す動き
  4. 退職勧奨に近い面談:明確な解雇ではなく自主退職を促される

特に④は労働法上グレー。日本では労働契約法第16条の解雇権濫用法理(客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない解雇は無効)があるため、会社側は「解雇」とは言わず退職勧奨や配置転換で実質的に押し出すケースが多い。退職勧奨自体は違法ではないが、心理的負担が大きい。

ノルマの中身は「件数」より「売上」

不動産営業のノルマは多くの場合、件数ではなく月間売上で設定される。例えば「月間売上3,000万円」。

これは投資用ワンルームなら1〜2件、売買仲介なら1件、賃貸仲介なら20〜30件のレベル。業態によってノルマ達成のリズムが全く違う。

自分の生活防衛ラインを決めておく

入社前に、以下の数字を握っておく。

  • 月収が最低いくらあれば生活が破綻しないか(家賃・ローン・生活費の合計)
  • 手取り15万円が3ヶ月続いた時に貯金で何ヶ月持つか(半年は持つラインが推奨)
  • 転職活動のリードタイム(業界平均2〜3ヶ月)

これを決めずに完全歩合制に飛び込むのは、無謀に近い。

1000万円到達者が共通して持つ3つの行動習慣

業態と給与体系を選んだあとに、何をするかで結果が決まる。1000万到達者に共通する習慣は3つに絞れる。

習慣①:顧客リストを「会社の」ではなく「自分の」として育てる

不動産営業の世界では、過去に対応した顧客を自分の名前で記憶してもらうことが復活と紹介の鍵になる。会社のCRM(顧客管理システム)にだけ情報を入れていると、退職時にすべて消える。

具体的には:
– 名刺交換した人にお礼メッセージを24時間以内に送る
– 季節の挨拶(年末・ゴールデンウィーク前など)を年4回送る
– 不動産以外の話題(業界ニュース・地域情報)を月1回程度の頻度で発信

これで顧客は「営業の鈴木さん」ではなく「鈴木さん個人」として記憶する。

習慣②:商談記録を「次回の宿題」付きで残す

商談ごとに必ず「次回までに何を持って行くか」を1つ決める。例えば:
– 顧客の希望条件に合う物件3件のシミュレーション
– 競合物件との比較表
– ローン審査の事前打診結果

宿題を持って次回に行くことで、顧客は「この営業はちゃんと考えてくれている」と感じる。これが成約率と紹介率を底上げする。

習慣③:自分の数字を週次で振り返る

成約者ほど、自分の数字を毎週月曜日に集計している。

  • 商談化数(先週の架電・メールから何件が商談まで進んだか)
  • 内見化率(商談から内見までの転換率)
  • 申込率(内見から申込までの転換率)
  • 契約率(申込から契約までの転換率)

これらをスプレッドシートで管理し、3ヶ月単位で改善ポイントを特定する。勘ではなく数字で動く営業が1000万に届く。

業界選びで失敗しないための求人読み解きチェック

求人票の文言を読み解けるかどうかで、入社後の景色が変わる。最低限のチェックリストを置く。

要注意ワードと実態

求人票のワード 実態の含意
「やる気次第で年収無制限」 完全歩合制または極端な高歩合・低基本給の可能性。月収0円の月もあり得る
「20代で年収1000万も多数」 平均ではなく最上位の数人を指していることが多い。中央値は500〜600万円のケースも
「未経験から3年で店長」 離職率が高く、生き残った少数が昇格する構造の可能性がある
「歩合率業界トップクラス」 基本給が低い裏返しのことが多い。基本給を併記して比較する
「インセンティブの上限なし」 基本給と歩合の比率を確認。上限なしでも基本給が低ければ意味がない

確認すべき数字3点

求人面接で必ず聞き出す。

  1. 直近3年間の離職率:50%以上なら相当ハード
  2. 入社1年目の年収中央値(平均ではなく中央値):これが基準
  3. 3年以上勤続している営業の割合:これが低い会社は3年で力尽きる

これに加えて、口コミサイト(OpenWorkや転職会議など)で複数年分を横断的に確認するのが推奨。直近の口コミだけだと一時的な状況に引っ張られるので、2〜3年前との変化も合わせて見る。

不動産営業から3年後のキャリア選択肢

「3年で1000万行く」だけ考えていると、その先が詰む。3年後にどう動くかを最初から設計しておく。

キャリアパスの選択肢5つ

不動産営業3年経験者の次のキャリアは、思ったより広い。

選択肢 難易度 想定年収レンジ
同社で店長・営業マネージャー昇格 中 800〜1,200万円
別の不動産会社に転職(年収アップ) 低 1,000〜1,400万円
不動産投資コンサル・資産運用アドバイザー 中 800〜1,500万円
不動産仲介の独立開業(宅建士取得後) 高 不安定(500〜3,000万円)
異業種営業へ転職(保険・金融など) 中 700〜1,000万円

※年収レンジは求人票・転職エージェントヒアリングをもとにした業界内の体感値。

特に別の不動産会社への転職は、3年実績を持って動くと年収を1〜2割アップできるケースが多い。同じ会社に居続けるより流動的に動いた方が、平均年収は上がる傾向がある。

3年で「詰む」ケースの特徴

逆に、3年経って次に動けなくなるパターンも明確にある。

  • 自分の数字を会社のCRMに丸投げしてきた(自分の実績として持ち出せない)
  • 宅地建物取引士の資格を取らないまま3年経過
  • 1社目で人脈を作らず、孤立した働き方をしてきた

宅建(宅地建物取引士)の資格は、不動産営業で1000万に届くなら3年以内に取っておく。資格手当(月2〜3万円が相場)が付くだけでなく、独立や転職時の交渉力が桁違いに上がる。

1000万到達後のキャッシュフロー設計

年収1000万になると、所得税・住民税・社会保険料の合計でおよそ280〜320万円が引かれる試算になる(※独身・東京都在住・基礎控除のみ・給与所得控除適用の概算)。手取りはおよそ680〜720万円。月57〜60万円の手取りになる計算。

この水準で気をつけるのは、税金が累進課税で増える分、実質的な手取り増加は年収アップほど大きくないこと。年収500万→1000万でも、手取りはおよそ390万→680万(同じ前提条件での試算)。倍ではなく1.7倍程度。配偶者控除・扶養控除・住宅ローン控除などが入ると数字は変わるので、自分の状況で再計算する。

ここを理解した上で、貯蓄・投資・住宅取得の計画を組む。1000万に到達してから慌てて税理士に相談するより、800万を超えたあたりから準備しておくと無駄がない。



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